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皮膚の構造(表皮・真皮・皮下組織)【 #かずひろ先生 #解剖学 】

皮膚は表皮・真皮・皮下組織の3層構造です。

組織の種類も確実に抑えて下さい。
表皮は重層扁平上皮。真皮は密性結合組織、そして皮下組織は疎性結合組織です。

手掌と足底を除く皮膚全体に毛が生えています。毛の表面に見えてみる部分を毛幹といい、皮膚内部に埋もれている部分を毛根といいます。

皮膚内部で毛根は表皮から続く毛包に被われています。この図ではありませんが、毛包最下部の毛母基の細胞が分裂して、毛となります。

毛包には鳥肌をたたせる立毛筋が付着しています。交感神経により支配される平滑筋です。

立毛筋は寒い時に鳥肌をたたせます。ヒトでは関与が少ないですが、体毛で被われた動物では空気層の暑さが増し、放熱が抑制されます。

油を分泌する脂腺は毛包に付属しています。頭を何日もあらわないと油っぽくなってくるのは、毛包に脂腺が開口しているからなんですね。

脂腺はホロクリン分泌(全分泌)により分泌します。手掌と足底には毛が無いので脂腺も存在しません。

エクリン汗腺は小汗腺ともいわれ、開口分泌により汗を分泌します。分泌部は真皮内部にありあすが、導管は体表に汗孔として直接開いています。

皮下組織は、脂肪細胞が豊富な疎性結合組織で、丈夫な真皮と筋膜の間をゆるやかに繋ぎ合わせます。

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