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【ユニバーサルロボット】Glidewell Laboratories社(アメリカ、製薬&化学)の協働ロボット導入事例:部品の搬送、ビジョンカメラ

UR5 ロボットに 4台の CNC マシンを操作させて歯冠(クラウン)のフライス加工を行うことで、カリフォルニアの GLIDEWELL LABORATORIESは、生産サイクルの大部分を最適化することができました。4台のロボットが追加導入される予定です。

課題:
完璧な歯冠の作成には複雑で時間のかかるプロセスが必要です。通常、歯科医から送られてきた患者の歯の画像を受け取ってから、歯冠が完成するまで 5 日かかります。カリフォルニア州ニューポートビーチの Glidewell Laboratories は、このプロセスを最適化したいと考えました。

まず問題だったのは 切削加工に10 分間かかること。オペレーターをマシンのそばで待機させることはできないため、手作業で 15 個ずつまとめて歯冠を挿入するという作業を、2 時間ごとに行っていました。

Glidewell のエンジニアリングマネージャー、David Leeson 氏は、インテリジェントな自動化ソリューションを導入すれば、より効率的なプロセスを確保できると考え、調べた結果、ユニバーサルロボットにたどりつきました。

「これまで協働ロボットの進化を見守ってきましたが、BMW が UR ロボットを採用したと聞き、この新しいタイプを試してみようと決断しました」と、Leeson 氏は述べています。

ソリューション:
同社は、UR5 ロボットを導入してみることにしました。まず、ディスペンサーから歯冠を選び、フライス旋盤に置いてから、10 分間の切削加工後に取り出して、コンベア上に置くようにプログラミングすることは簡単でした。

ビジョンカメラと通信することにより、ロボットはディスペンサー内に歯冠がなくなった場合でも生産が途切れないよう、移動して作業を続けるようにプログラミングされています。結果として、この動的な単一フローにより、シフトあたり 2 人のフライス加工オペレーターが不要になり、生産サイクル時間を 28 時間から 17 時間にまで短縮できました。

“24時間 365 日体制での稼働が可能になった上、従業員は単純作業から解放されより複雑なタスクに注力できるようになったため、製品品質が向上しました。近い将来3〜4台のURロボットを追加導入しようと考えています”