東京・板橋区から戦後に分離独立し、今年8月で70周年を迎える練馬区の歩みをまとめた企画展が、区立石神井公園内の施設で開かれています。現在、練馬区となっている地域は1932年に東京市が35の区に分けられた時、板橋区の一部にされましたが、1947年8月1日に分離独立しました。この企画展には、国の重要文化財に指定されている「東京府・東京市行政文書」など、当時の練馬区の様子を記録した約150点の資料が展示され、独立に向けた住民たちの活動やその背景にある地域の歴史などが詳らかにされています。区立石神井公園ふるさと文化館の富樫雅彦館長は「(当時の)練馬地域に住んでいた方々が、どのような思いで、例えば学校を作ったりあるいは産業を発展させたり、独立に向けて頑張ったか、その辺のところをぜひご覧いただければと思う」と話しています。この企画展は8月15日まで開かれる予定です。