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【ユニバーサルロボット】Assa Abloy社(ルーマニア、鍵&ドアメーカー)の協働ロボット導入事例:溶接、スタンピング、リベット締め、ネジ留め、研磨、マシンテンディング

ASSA ABLOY ROMANIAは、コボットUR3とUR5を使用して、安定した製品品質にフォーカスすることにより競争力を維持

01 概要
ASSA ABLOYは、ドア・窓開閉ソリューションの世界的リーダーであり、幅広い製品群を市場に提供しています。このことは、製品の多様性や構成に対する要求が高いことを意味し、その結果労働力不足が深刻化している地域では、自動化の要求が高まっています。ASSA ABLOY Romaniaは現在、溶接、スタンピング、リベット締め、ネジ留め、研磨、およびマシン・テンディングなど、さまざまな用途に4台のUR3と6台のUR5コボットを導入しました。

02 課題
ブカレストにあるASSA ABLOYの工場は、失業率が低い首都との大きなスキルの違いに悩まされていました。工場に新しい労働者を集めることが困難なため、ロボット、無人搬送車、ビン・ピッキング・システム、ソーティング装置など、さまざまなオートメーション・ソリューションを探す必要がありました。

「最初のロボットを購入する前に、当社の工場でテストする機会がありました。ユニバーサルロボットを選択した主な理由は、操作の優れた再現性でした。URロボットの最大の利点は、スクリプト言語によるグラフィカルなプログラミング・インターフェース、再現性、納期の短縮、およびエンドエフェクターとアクセサリーが幅広い点です」と、ASSA ABLOY Romaniaの自動化マネージャーIustin Simion氏は話しています。

03 ソリューション
ASSA ABLOY Romaniaは、溶接、スタンピング、リベット締め、ネジ留め、研削などのさまざまな用途にURロボットを導入しました。これら多くのマシン・テンディング・タスクは、これらのプロセスを実行する装置内の未処理部品をロードするURロボット(インライン・アプリケーションまたは独立型ロボット・セルのいずれか)からなり、処理済み部品は、その後、工場内の別の場所のステーションに移されます。

ASSA ABLOY Romaniaは現在、UR+ソリューションの1つであるRobotiq製2フィンガー・アダプティブ・ロボット・グリッパーと特注のエンドエフェクターを搭載した、4台のUR3ロボットと6台のUR5ロボットを稼働させています。協働ロボットの展開には数週間かかりました。「複雑さによって変わりますが、私たちは1~2カ月でロボットを稼働させることができ、微調整のためにはさらに1カ月必要です」と、Iustin Simion氏は話しています。

設置されたロボットを用いて、ASSA ABLOY Romaniaは、製造されたコンポーネントの安定な品質にさらに注力しました。競争力の維持は、製品の品質を維持しながら、製造コストを維持・低減させることによって達成できる、唯一かつ最大の課題です。自動化は、ユニバーサルロボットの技術を重要な部分に使い、必要な成果を得るための主要な方法の1つでした。生産現場のURロボットは、有益な仕事ができる労働者10人分の生産力に相当すると推定されています。

もう1つの重要なメリットは、URロボットの柔軟性と使いやすさです。「URロボットを使って1年以上も仕事をしてきました。現在は、毎日新しいことを学んでいますが、単純なプログラムでロボットを動かすのに要した時間は1週間でした」と、ASSA ABLOY Romaniaの機械設計エンジニアのRazvan Stoleru氏は話しています。ロボットに精通しているエンジニアはStoleru氏だけではありません。現在、ASSA ABLOYチーム全体がロボットと対話し、小さな問題やエラーを解決することができます。