国連子どもの権利条約と子どもの文化権（第31条）

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国連子どもの権利条約と子どもの文化権（第31条）

もくじ

★子どもの権利条約って？

00:21わたしのなまえは
01:11「国連子どもの権利条約」
01:13国連
02:04子ども
02:38権利
03:05条約

03:49すべての条文が前提としなければならない「基本原則」
03:55「差別の禁止」第２条
04:14「子どもの最善の利益」第３条
04:45「生命および生存・発達の権利」第６条
05:09「意見を聞かれる権利（意見表明権）」第１２条

05:38「子ども時代（子ども期）」を保障する６つの権利
05:41①生きる権利・命と健康が守られる権利　［生存権］
05:46②安心した生活が守られる権利　［生活権］
06:46③学ぶ権利、分かるように教えてもらう権利［学習権］
07:16④楽しく遊び、想像力をはばたかせていく権利［遊び権・文化権］
07:47⑤失敗できる権利、やり直し立ち直っていく権利［更生権］
08:11⑥取り仕切り、参加していく権利［自治権・社会参加権］

08:47★世界の人たちとつながって
子どもの権利条約を「実現」するための仕組み
ー報告義務、審査、勧告ー
（第４３条、第４４条、第４５条）

10:08最新の国連勧告
日本の子どもたちの苦しさの原因は、
「社会の競争的な性格」にある

11:36★第３１条は子どもの「文化」の権利
子どもが子どもらしく生きて育つための
基盤としての第３１条
12:01休息
12:39余暇
13:22遊び
14:03レクリエーション
14:56文化的生活
15:42芸術への参加

16:21★子どもの権利条約の理解のために
アニマシオンと子どもの文化権
17:36日本には「児童憲章」もあるぞ！

19:06国連「子どもの権利条約」

19:25あとがき
「ゆっくりさせて!」「のんびりしたいよ!」「いっぱい、いっぱい、遊びたいよ!」「もっとわかるように教えてよ!」。日本中から、子どもたちのさけびが聞こえてきます。競争的な社会と教育制度の下で、からだとこころにストレスをいっぱいにため込んでいる日本の子どもたち。健康な成長と発達環境を取り戻し、豊かな子ども時代・子ども期を保障していくために、国連子どもの権利条約の内容をまなび、もっともっとみんなにひろめたいのです。この条約の 42 条で「締約国は、条約の原則および規定を成人および児童のいずれにも広く知らせること」と約束しているのですが、その内容は 30 年たった今も日本ではほとんど知られていませんし、十分に活用されてもいません。
そこで私たちは、親と子が一緒に読むことができて、おとなと子どもが一緒に考え合う手がかりになるガイドブックを作成することにしました。何とも親しみやすい、不思議な魅力で人気の、「ワニブタカレンダー」の前田達彦さんの絵が、子どもたちをワニブタワールドに誘います。条約の解説は、子どもの権利条約の採択と批准以来、特に31条の重要性に注目して、この条約を普及してきた「31条の会」と Art.31 のとりくみの蓄積に学びながら、増山均と大屋寿朗が担当しました。ワニブタワールドで遊び
ながら、子どもの権利条約と31条を語り合えたら楽しいですね。
子どもたちは現在の社会の構成員であり、未来社会の担い手です。まだ成長の途上ですから失敗をしたりつまずいたり、理解や配慮がいきとどかなかったりすることもあるでしょう。しかし、時に素ばらしい発想や行動力を示すエネルギーを秘めています。子どもたちは家庭や社会の環境の制約をうけながらも、一生懸命生きています。子どもたちを一人の人間として尊重し、子どもたちの声にじっくりと耳を傾け、一緒になって、子どもにとって社会にとって一番良いことを考え合い、ともに行動していきたいと思います。
今こそ、子どもの権利条約の具体化を!皆さん、ごいっしょに。


２０２０ねん４がつ１にち　はっこう


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