JR東日本が2026年3月に想定している運賃の値上げに合わせ、山手線などの切符の初乗り運賃を現在の150円から10円引き上げる方向で検討していることが分かりました。
値上げの対象となるのは普通運賃のほか定期券も含まれ、近く国土交通省に改定を申請します。値上げによる増収分は安全対策や設備の維持などに充てる方針です。JR東日本は2023年3月に駅のバリアフリーを充実させるため、首都圏の一部で値上げを実施したほか、消費税率の引き上げなどの際にも値上げしていました。
一方、JR東日本では距離に応じた運賃が都市間をつなぐ幹線と地方交通線で異なり、首都圏などの都市部は安く設定されています。このため、距離に応じた分かりやすい料金体系に見直すことも視野に入れています。