出雲神楽を他にも見てみる!➡︎ • 出雲神楽<島根県>
現在、島根県には、大きく「出雲神楽」、「石見神楽」、「隠岐神楽」の3つの神楽の系統があります。
今回ご紹介するのは「出雲神楽」から雲南市で活動する神楽団体です。
ヤマタノオロチ神話の地、雲南市木次町西日登地区で活動する西日登神楽社中は、昭和28年の出雲大社の大遷宮にて神楽を奉納し、「出雲大社教神代神楽師」の称号が贈られています。また昭和54年には、旧木次町(現雲南市)の無形民俗文化財に指定されています。
由緒あるこの社中が、誇りをかけて挑戦したのは、過去40年間舞われたことがない演目「経津主(ふつぬし)」です。
天の神・アマテラスは御子にこの国を治めさせようとしましたが、その国は荒ぶる魔王が治める国でした。魔王を鎮めるため遣わされたフツヌシとタケミカヅチの二神が魔王と戦います。戦いの末、魔王は国津神として祀られることを条件に、国を天の神に捧げることに同意します。
本演目で披露するフツヌシとタケミカヅチによる舞は「かたひら二人舞」と呼ばれ、二人が同じ方角を向いて並んで舞うものはほかに例がなく、貴重な舞方です。巨大な面を付けた魔王と戦う若き二神のシンクロした舞。40年ぶりに甦った渾身の神楽は、見る人の心を揺さぶります。
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