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動学モデル:閉曲線運動——松尾匡の入門講義「経済の数学モデルの解き方」第11回

2022年度秋学期立命館大学経済学部松尾匡ゼミのサブゼミの時間に実施した講義のズーム録画ファイルを公開します。この講義は、経済理論の数学モデルを建てて解析するための基本的な数学技法を伝授するもので、マクロ経済学の基本レベルの数学モデルを素材にして、比較静学や運動方程式の解き方を説明しています。
この回では、二元連立微分方程式が閉曲線運動を描くケースと、それを差分方程式に変換したときの運動について解説しています。素材としては、グッドウィンのモデルと、置塩信雄の景気循環モデルの「上からの反転」モデルを使います。
講義で紹介する置塩信雄(1927-2003)は、私(松尾匡)の師匠にあたる経済学者です。置塩の人となりや、彼が証明したマルクスの基本定理については、数理マルクス経済学講義(   • 数理マルクス経済学講義第一回「置塩信雄の業績」 Lecture on Ma...  )で詳しく説明しています。また、私のHPにもページがあります(http://matsuo-tadasu.ptu.jp/yougo_oxo.html)ので、ぜひお読みください。
動画編集:株式会社ゼロメガ