2016/4/8収録
企画展「長野まゆみと詩人たち」記念トークイベント
第一弾「物語がうまれるとき」
長野 まゆみ(小説家)
三角 みづ紀(詩人)
そらし といろ(詩人)
昨年、『冥途あり』(講談社)で「第43回泉鏡花文学賞」「第68回野間文芸賞」を受賞された小説家・長野まゆみさん。
長野さんが綴る膨大な数の物語には、ふとした時に、宮沢賢治をはじめとする詩人や、詩が現れます。
2回にわたるトークイベントの第1回目は、物語と寄り添う詩から、長野さんご自身が愛する詩人や詩について、現代詩で活躍する詩人・三角みづ紀さんと、そらしといろさんと共に語っていただく春の一夜です。
【講師紹介】
長野 まゆみ
小説家。東京都生まれ。1988年、『少年アリス』で文藝賞受賞。
2015年、『冥途あり』で第43回泉鏡花文学賞と第68回野間文芸賞を受賞。
おもな著書に『テレヴィジョン・シティ』『鳩の栖』『レモンタルト』『野川』『チマチマ記』『あのころのデパート』『45°』『ささみみささめ』『団地で暮らそう!』『兄と弟、あるいは書物と燃える石』『フランダースの帽子』などがある。
三角 みづ紀
詩人。1981年鹿児島生まれ。東京造形大学在学中に第42回現代詩手帖賞、第10回中原中也賞を受賞。第2詩集にて南日本文学賞と歴程新鋭賞を受賞。執筆の他、朗読活動も精力的に行い、自身のユニットのCDを2枚発表しスロヴェニア国際詩祭やリトアニア国際詩祭に招聘される。第5詩集『隣人のいない部屋』で第22回萩原朔太郎賞を受賞。
そらし といろ
詩人。1988年、埼玉県生まれ。2013年7月に出版した第1詩集『フラット』(思潮社)で、第24回歴程新鋭賞を受賞。2015年11月に電子詩集『『モブキャラ生徒Aが彩る高校青春グラフィティ』も3期に突入な件。』(マイナビ出版)を発売。詩の他には、河出文庫『野川』長野まゆみ(著)の解説を担当。